観たものきろく

バレーボール観戦記録と、そこからアレコレ妄想しているブログ

4年

リオオリンピックが終了した。(リオパラリンピックも控えているが、ここでは書きたいことの本題とずれるのでそれについては触れない。)

男子バレーボールの試合はできる限り、体力が続く限りはリアルタイム視聴していた。その試合も昨日決勝戦、3位決定戦が行われ、メダル獲得国も決定した。これをキャリアを区切りとする選手の表明もちらほら出てきている。

以前にSNS上で、オリンピックと他の大会との違いは何だろうという問いを見た。ナショナリズムなんじゃないかとかわかったようなことをその時言ったのが恥ずかしい。オリンピックは、祭典なのだなと見ていて思った。試合というより、祭典。皆がそこに向かっていくエネルギーにあふれたそういう試合の集合なんだ。だから祭典、と思った。

そのエネルギーは蓄積に4年かかるのだろうなと見ていて思った。バレー以外の競技も多く見ていたのだけど、そんな感情は最後までついてまわった。

だから簡単に4年後とは言えない。簡単に東京で待っているという言葉を私は言えないし、4年後はきっとメダルだとか、さらに上を、とかそういうことは言えないなという気持ちになりながら見ていた。試合が終わったその瞬間から、どの国にもどの選手にも等しく時間が流れていく(はずだ)けど、確証もなにもない状態でこつこつと続ける地道な作業が始まってゆく。

メダルとか、そこだけじゃなくて、その4年間を1刹那、1日と積み重ねていく姿を、ちゃんと自分の気持ちに素直になりつつ、見ていたいと思う。その先で応援したいなと思う、そんな気持ちを持ったオリンピックだった。

そういう意味では、自分の中でSNSの潮時が来ている気がする。